子宮頸がん検診・HPVワクチン
子宮頸がん検診・HPVワクチン
いわゆる“子宮がん検診”というのは子宮頸がんの検査(細胞診)を指します。子宮頸がんは子宮の出口(頸部)にできるがん、子宮体がんは子宮の奥(体部)にできるがんです。
子宮頸がんは症状がでにくいこともあり、スクリーニング検査(症状なくても検査することで早期発見を目指す検査)を行っています。一方、子宮体がん検査は、不正出血(生理とは別のタイミングでの出血や、閉経後の出血など)や経腟超音波検査で疑う所見があった場合に行うことが多いです。
方法:柔らかいブラシのようなもので子宮の出口の部分を軽くこすり、細胞を採取して検査します。
基本的には痛みがない検査になりますが、子宮の出口の部分を目視で確認するために膣内を触るため、違和感が生じることがあります。
※当クリニックの内診はできる限り違和感や痛みが生じないように工夫しておりますが、過去のがん検診で痛みや気分不調を経験したことのある方は内診前にお申し付けください。
※子宮の出口を軽くこすることで、一時的に出血をきたすことがあります。ご了承ください。
費用:2,500円(税込)※初診料は別途必要です。
自治体(市区町村)が一部または全額費用を負担してくれることがあります。
神戸市では下記の補助を設けています。
・今年度に21歳の誕生日を迎える女性(無料クーポン配布)
・今年度に40歳の誕生日を迎える女性(40歳総合健診:無料クーポン配布)
・今年度に偶数年の誕生日を迎える女性(1,700円 税込)
「神戸市の補助を使って子宮がん検診希望です」と受付でお伝えいただくとスムーズです。
なお、医学的な理由で、医師が子宮頸部細胞診の必要性を判断した場合には、保険診療で診察させていただくことがあります。
【子宮や卵巣の状態も確認したい方へ】
子宮頸がん検診(細胞診)は、子宮頸部の細胞を採取して異常の有無を調べる検査です。
そのため、子宮筋腫や子宮腺筋症、卵巣のう腫など、子宮や卵巣の状態を確認することはできません。
「症状はないけれど子宮や卵巣の状態も確認しておきたい」
「しばらく婦人科の超音波検査を受けていない」
という方には、経腟超音波検査をおすすめしています。
なお、症状がない場合の超音波検査は保険適用外となるため、自費診療となります。
経腟超音波検査費用:5,300円(税込)
ご希望の方は受付時または診察時にお気軽にご相談ください。
※当院では乳がん検診(マンモグラフィ検査、乳房超音波検査)は対応しておりません。
子宮頸がん検診で異常を指摘された方へ
子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)で異常を指摘された場合、より詳しい検査(精密検査)が必要になることがあります。
当院では、
・健康診断や自治体検診で異常を指摘された方
・他院で細胞診異常を指摘された方
・コルポスコピー検査を実施していない医療機関からご紹介された方
を対象に、コルポスコピー検査および組織診(生検)を行っています。
特にASC-US(意義不明な異型扁平上皮細胞)やLSIL(軽度扁平上皮内病変)と診断された方の精査に対応しております。
~コルポスコピー検査とは~
コルポスコピーとは、子宮頸部を拡大して観察する精密検査です。
当院では、デジタルコルポスコピーシステム「Q-CO(キューコ)」を用いて検査を行っています。
内診台で診察を行い、子宮頸部に酢酸を塗布することで異常が疑われる部分を白く浮かび上がらせます。その部分を詳しく観察し、必要に応じて組織を少量採取(生検)して病理検査を行います。
よくある質問①:痛みや出血はありますか?
組織を採取する際に、軽い痛みや違和感を伴うことがあります。
また、生検後は少量の出血がみられることがあります。出血は通常数日程度で自然におさまります。
検査後に気になる症状がある場合はご相談ください。
よくある質問②:検査を受けるタイミングはいつが適切ですか?
月経中は出血によって病変の観察が難しくなるため、可能な限り月経期間を避けて検査を受けていただくことをおすすめしています。
ご予約の際には、生理予定日についてもお知らせください。
よくある質問③:どのくらいの時間を要しますか?
コルポスコピー検査および組織診は約5分程度で終了します。
検査後は出血の状態を確認するため、15分程度院内で休んでいただく場合があります。
ご来院からお帰りまでの時間には余裕をもってお越しください。
当院では主にASC-US、LSILなどの軽度細胞診異常に対する精密検査を行っています。
一方で、
・HSIL(高度扁平上皮内病変)
・ASC-H
・SCC(扁平上皮癌疑い)
・その他高度病変が疑われる場合
には、患者様により適切な医療を受けていただくため、高次医療機関や専門施設へご紹介させていただく場合があります。
当院では、ASC-US・LSILを中心とした子宮頸部細胞診異常症例に対し、コルポスコピーおよび組織診を実施しております。
健康診断や自治体検診で異常を指摘された患者様、コルポスコピー設備のない施設での精査依頼などがございましたら、お気軽にご紹介ください。
HSIL、ASC-H、SCCなど高度病変が疑われる症例については、状況に応じて高次医療機関への紹介対応を行っております。
当院では、子宮頸がん予防を目的としたHPVワクチン「シルガード®9」の接種を行っております。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんの主な原因となるウイルスであり、ワクチン接種により将来の発症リスクを大きく減らすことができます。
現在、日本で公費接種の対象となる標準ワクチンは 9価HPVワクチン「シルガード®9」です。
このワクチンは、子宮頸がんに関わるタイプ(16型・18型など)に加えて、その他の高リスク型や、尖圭コンジローマの原因となるタイプも含め、合計9種類のHPV型を予防対象としています。
そのため、従来のワクチンよりも、より広い予防効果が期待されています。
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